作業療法士になるための学校を比較してみよう

ポイントを指摘する作業療法士

作業療法士になるには、作業療法士養成施設として指定されている専門学校、もしくは大学を卒業し、受験資格を得てから国家試験に合格しなければいけません。
卒業するには最低でも3年間は必要なのですが、これは国家試験に向けての猶予期間とも言えるので、みっちりと勉強しましょう。
今回は、作業療法士になるための専門学校と大学、短期大学を5つご紹介したいと思います。

専門学校

彰栄リハビリテーション専門学校

詳細情報

所在地 〒173-0004 東京都板橋区板橋1-42-15
TEL 03-5943-0411
E-mail shoei-reha@msf.biglobe.ne.jp

おすすめポイント

彰栄リハビリテーション専門学校の特筆すべき特徴は、社会人の入学者が多いことです。
学費が他校と比べても安く、昼間部(3年)の他にも夜間部(4年)も開設されているのが、ß大きな理由です。
もちろん、国家試験対策もきちんとしているので、去年の国家試験合格率が85%を越えた実績もあります。

神戸医療福祉専門学校(三田校)

詳細情報

所在地 〒669-1313 兵庫県三田市福島501-85
TEL 079-563-1222 or 0120-511-294
E-mail 公式サイトから直接お問い合わせ下さい

おすすめポイント

卒業まで4年という期間が必要ですが、ひたすら勉強と実習というメリットがあるため、作業療法士にどうしてもなりたい方には、この上ない環境です。
就職率は100%を誇り、神戸医療福祉専門学校の作業療法士科の卒業生には、高度専門士という称号が与えられるので、「大学卒業者と同等の学力を有する」と認定されます。
国家試験の合格率も、90%に迫る実績も残しています。

アール医療福祉専門学校

詳細情報

所在地 〒300-0032 茨城県土浦市湖北2-10-35
TEL 029-824-7611
E-mail 公式サイトから直接お問い合わせ下さい

おすすめポイント

就職率が高く、その背景には、1000時間を超える実習を行っていることが挙げられます。
また、作業療法士に育成に特化された様々な施設があり、世界作業療法士連盟 (WFOT)の認定校とされているだけあって、質の高い教育が評価されています。

短期大学

愛知医療学院短期大学

詳細情報

所在地 城北キャンパス 〒452-0931 愛知県清須市一場519番地
城南キャンパス 〒452-0942 愛知県清須市清洲田中町32番地3
TEL 0120-25-3311
E-mail aichi@yuai.ac.jp

おすすめポイント

この学校の大きな特徴は、創立以来の就職率が100%を達成している事です。
基礎的な知識から専門的な技術まで幅広く学べ、臨床実習を通して、生徒それぞれが対応できる力を身につけるような教育をしています。

大学

佛教大学

詳細情報

所在地 〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
TEL 075-491-2141

おすすめポイント

専門学校や短期大学よりも1年長い4年という期間を活かして、作業所や介護老人保健施設など、病院以外の施設の現場に赴ける特徴があります。
これは、ニーズの多様化に対応したもので、人間性の教育に主眼を置いています。

学校の選び方

学費や卒業年数、カリキュラムなどの違いはそれぞれあるので、まずは自分に置かれた状況を整理する必要があります。
作業療法士になる上で考慮すべき点を見つけ、自分に合った大学や専門学校に行く必要があるのではないでしょうか。
また、作業療法士が活躍できる職場は増えつつあるので、どういう職場に就職したいかも、考えてもいいかもしれません。

まとめ

専門学校や短期大学、大学などあらゆる学校で作業療法士の育成を行っています。
ほとんどの学校で国家試験の対策を実施していますが、細々とした差異があるので、自分で下調べをより入念に行い、どこに入学するか判断する材料にしてもいいのではないでしょうか。
紹介した5つの学校以外にも、多くの専門学校や大学がありますが、是非参考にしていただきたいです。

作業療法士が活躍できる場所について

患者さんと話す作業療法士

作業療法士とは精神的、もしくは身体的な障害を抱えた方のリハビリを行い、社会復帰の手助けをする事です。
患者さんの生活に関わりのある作業活動を通してリハビリを続けていく中で、作業療法士としてのやりがいを、それぞれの方が見出していってます。
作業療法士が活躍できる場所は年々増えつつありますが、どのような所で働いているか知っている方は、あまり多くはないのではないでしょうか。
今回は、作業療法士が活躍している職場についてご紹介したいと思います。

医療施設

一般病院や大学病院、リハビリテーション病院などが挙げられます。
病院で働きたいと思っている作業療法士は多く、勤務先によっては様々な症例を見られるので、スキルアップの場としては、最適と言えるかもしれません。
ですが、場所によっては倍率が高く、活躍できる人は限られてくるので、狭き門とも言えます。

福祉施設

最近では、老人ホームやデイサービスセンターなどの福祉施設で、活躍している作業療法士が増えています。
日本は高齢化社会ですので、高齢の方が通われる福祉施設における作業療法士の存在は、切っても切り離せないものです。
高齢の方に寄り添いたいと思っている方は、就職先として候補に挙げてもいいかもしれません。

子供に関わりのある施設

特別支援学校や児童発達支援センターなどの職場で、子供が好きという理由で作業療法士として活躍している方もいます。
子供が成長していく過程を間近で見ながら、同時にやりがいを感じているという人もいます。
だからこそ、子供がものすごく好きではなくても、候補として頭の隅に置いてもいいのではないでしょうか。

その他

職業訓練施設や保健所、訪問リハビリテーション事業所などの職場で活躍されている方もいます。

まとめ

このように、作業療法士が活躍できる場所はたくさんあります。
それぞれの職場によって、求められるものや必要とされる知識は様々です。
ですが、活躍できる場所が幅広いという事は、選択肢が増えることを意味します。
自分がどういう作業療法士になりたいかを考えるところから、始めてみませんか。