作業療法士の資格を取得して、医療従事者として生きていきたい人は、専門的なことについて学ぶ学校にいかなければいけません。
その学校で学ばないことには、国家資格の受験資格さえ得られないのです。
●人から信頼される作業療法士
作業療法士は、それまで全く関わりのなかった人から信頼と尊敬を集める責任ある仕事です。
この仕事をこなせるのは、他人への奉仕の気持ちを持っている人です。
常に、相手のことを一番に考え、業務をしなければなりません。
患者さんが、少しでも早く、日常生活に支障なく生きていけるように頑張らなくてはいけません。
身体や精神の障害で、生活をしていくのが困難になってしまった人が、自分らしく生きていけるようにお手伝いをするのが、作業療法士の仕事です。
あらゆる障害を持つ人、幅広い年代の人々を相手にするので、色々な人とコミュニケーションを取るのが苦にならない人には、この仕事をオススメします。
●学校で学ぶこと
作業療法士になるための学校は、年数も種類があります。
高校卒業後、大学や専門学校で3年から4年、専門的に学びます。
もし、一般大学を卒業している人が目指す場合は、2年制の専門学校でも、受験資格が与えられます。
ただ、2年ですと、かなりつめ込まれたカリキュラムですので、ゆとりを持った年数で勉強することが望ましいです。
3年制の学校の授業は、1年時に、医療の基礎を学びます。
人間の身体の構造や、リハビリテーションの基本についてです。
2年時には、その基礎を元に応用力をしっかりと身に付けていきます。
この時期に、内科や精神科、小児科などあらゆるジャンルの関わりある科について学んでいきます。
3年時には、実践力を身に付けて、卒業後すぐに即戦力として働けるような実力を養います。
それと同時に、国家資格の勉強も大詰めを迎えます。
それでも、学校で学んだことをしっかりと理解していれば、合格することは困難ではありません。
●作業療法士の将来
まだまだ、世間的にも知られていない仕事ですので、目指すなら今です!
国が医療や福祉の体制を見なおしているので、これからますます必要とされることが増えていく仕事です。
そして、国家資格なので、自分の人生のペースに合わせて働くこともできます。
男女比で言うと、女性の方が多く、女性が活躍できる環境だと言えます。
国家資格で、こんなにも将来性がある仕事は他にありません。
学校にしっかり通って勉強すれば取得できる資格ですから、人のためになる仕事がしたいと思っているあなたにはオススメですよ!